スタイリング剤のメカニズムと特徴・特性を知ろう!

スタイリング剤に含まれる水によって毛髪内の水素結合を切り、軟化した毛髪に対してクセをつけた状態で乾燥させます。その乾燥する間に固形成分が被膜をつくり、形をキープするのです。この皮膜はポリマーなどの成分により固着させるもので、一度離れると再度の整髪力がありません。ヘアスプレーのセットタイプやヘアフォーム、ローションなどがこれにあたります。

逆に粘着性は油脂やポリマーを用いたもので粘着性のある油剤であるため、一度離れても再度整髪力があります。ワックスに代表されますが、クリームやミルクなどもこれに当たります。特徴・特性としましては

・ヘアスプレーはセットタイプとツヤタイプに分かれます。セットタイプは固形力が高く、ホールド性に優れ、アルコールベースなので速乾性があります。また質感もコントロールできます。ツヤタイプはセット力は非常に弱いのが特徴で、油剤で被膜をつくりツヤを与えます。

・ミストはアルコール・水がベースでできていて、乾性は速いがスプレーほどではありません。ポイントとして立ち上がりや毛先に使われることが多いです。現在は環境問題もあり、スプレーの代替として品揃えが増えてきました。

・ヘアフォームは固着力が高く、スタイルホールド力があります。水分を多く含むのが特徴でもあり、乾燥が遅いため、パーマヘアの洗いっぱなしの髪につけるとウェーブがきれいに出ます。天然パーマのくりくりっとした髪にもよく合います。

・ワックスは固体脂の粘着性でスタイルを保持します。再整髪力があり、束感や毛先の動きなどを表現しやすいのが特徴です。湿っているくらいの髪につけるとより髪に動きが出てきます。ハードタイプになればなるほど軽く手を水に濡らして水分を与えると水素結合が切れてセットしやすくなり、また固まります。ただしハードタイプは容易に洗髪しても落ちないことがあります。

・ミルクはワックスの粘性が低くなったものです。ワックスほど固める力は強くないですが、潤いやまとまる感じが欲しい方にはオススメです。柔らかい質感に仕上がるのでナチュラル志向の方にも使いやすく、またワックスをつける前の整髪剤として使うこともあります。これはメイクで考えるところのファンデーションをつける前の乳液や化粧水と似ています。乾いた状態の髪に適しています。

・オイルは主にシリコーン油でできています。セット力はありませんがツヤ感やパサつき感の悩みを解決するようになりました。最近の傾向としてシリコーンが嫌われるようになりましたが、流さないトリートメントのほとんどの商品にはシリコーンが入っています。乾燥している髪にも濡れている髪にも使用できます。