デジタルパーマを始めとするホット系パーマとは?

数年前からホット系パーマが今話題になっています。女性同士の間でも普段の会話の中に出てくるようになりましたが、そもそも「ホット系パーマ」はどこから誕生し、広がりをみせたのでしょうか?最近では国内でもホット系パーマの機器を美容室に売り出しているメーカーがかなり増えてきていますが、実際に国内にブームを起こしたのが2005年頃からですが、韓国ではそれよりも以前からホット系パーマが発信されていたというから、さすがは美容の先進国ですね。

ということは韓国が発祥の地という印象がありますが、ルーツをたどっていくと、なんと日本になるようです。その元といえば理容室で使われているアイロンパーマだったそうです。セラミック製のロッドを電気で高温にしたパーマ機がありましたが、その製品が韓国に渡って改良され、大きく広がっていったのです。韓国ではホット系パーマは1997年まではセッティングパーマという高温ロッドを使用するものから、2001年頃からデジタルタイプの今の機器が誕生しました。ただし韓国製のものは高温が多いようです。そのため日本人にはダメージにつながることも多かったのですが、これは日本のヘアカラーが主流の髪に比べて黒髪の多い韓国では健康毛にしっかりかけるためという理由もありました。

ところでホット系パーマと通常のパーマとの違いはどこにあるのでしょうか。ホット系パーマの特徴としては、乾かした時にウェーブがしっかり出てくる、持ちがいい、巻き髪風が容易につくれるなどが挙げられます。逆に通常のパーマではホット系と比べると持ち自体は劣るものの、ヘアスタイルを簡単にチェンジすることができます。また質感の幅も多様にあり、たくさんのデザインを楽しめることができます。つまり、現在流行しているようなアイロンやカーラーで巻いたような髪型にするのにとても向いているのです。

2005年以降ヘアスタイルの主流は依然として巻いたようなヘアスタイルが人気を得ています。この頃から形状記憶パーマやエアウェーブなどデジタル機器を使用したパーマ機が出てくるようになりましたが、仕組みはほとんど同じなのです。

まず始め1剤と呼ばれるパーマ液をつけて髪の結合を切断、それからロッドを巻きますが、このロッドが加温されることによりウェーブの安定性が増し、持ちがよくなるのです。、さらに熱や風によって乾くことにより乾いた状態で安定な形が記憶されるのです。これは熱で温めているとき、通常のパーマよりも毛髪内部が大きく変形することにあります。

毛髪内部のケラチンタンパク質やCMCと言われる脂質は50℃~80℃で伸びて軟らかくなるのです。これはちょうどバターを温めると軟らかくなるのと似ています。ちなみにこのようにケラチンタンパク質が熱により軟らかくなる温度のことを「ガラス転移点」と呼んでいます。身近なガラス転移点のひとつとしてガムが挙げられます。

ガムは人間の体温付近にガラス転移点を持つため口に入れて噛み始めると軟らかくなるのです。ケラチンタンパク質の場合は70℃~100℃付近になるので、頭の上では100℃のロッドを巻かれていることになりますね。

そのためホット系パーマのデメリットとしては毛先が傷みやすく、根元には毛先ほど熱が伝わらないため根元のボリュームはあまり期待できません。しかしメリットとしては乾いた時に弾力のあるウェーブが出るので自宅でも再現性が高く、持ちのよい巻いたようなヘアスタイルになりやすいのが魅力的といえます。

まだまだデジタル機器の今後はさらに進化してくでしょう。